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メッセージをマッチさせること
2017/12/11
category: その他
今回は、
「メッセージをマッチさせること」
について、お話しさせていただきます。
◆メッセージをターゲットにマッチさせる
以前にマーケティングの3要素のうち、
まずはマーケットから考えていくことをお話しさせていただきました。
今回は「メッセージ」について触れていきます。
メッセージはもちろんその中身が非常に重要なのですが、
「それは相手にマッチしているか?」
つまり、メッセージをターゲットにマッチさせることが、同様に非常に重要です。
イメージとしては、狩りなどで、
「餌を獲物にマッチさせる」
という感じで考えていただけるといいと思います。
ダイレクトマーケティングにおいて、
「餌」というのは2つのものを意味します。
1つはあなたの“メッセージ”そのものと、
もう1つはダイレクトレスポンスを誘発するために、
何であれ、あなたがオファーする“もの”です。
◆餌の間違いに注意
この“餌”が間違ってしまっているということがよくあります。
1.まったく餌を置かない場合、
そのマーケティング方法(広告)は、
イメージ広告やブランド広告になります。
成果に直結することが目的ではなく、
イメージ向上やブランド認知という目的ということですね。
2.お粗末な餌というのが、
退屈でつまらない、魅力にかける餌のことです。
その広告で言っているメッセージや、その中にあるオファーが、
平凡で、退屈でつまらなければ、
魅力を感じて食いついてはくれないですよね。
3.狙った獲物にそぐわない間違った餌というのが、
そもそも草食動物に肉の餌を与えているというような状況です。
具体的には、結婚して間もない若い夫婦に、
相続税についての無料レポートを送るようなものです。
このような間違いは、明白で初歩的に見えますが、
それでも広告全体の90パーセントは、
これら3つの餌の誤りのうちどれかを含んでいるものです。
◆やってみましょう!
どうやったらこういった間違いが起こらなくなるのか、その際に考えるべきは、
やはりメッセージを送る相手を具体的に思い浮かべて、
その人に直に送ることを考えることです。
ユーザーから見て魅力があるのは、
「私だけに送られる」メッセージです。
決してフリーサイズの服がすべての人にフィットすることはないように、
誰にも限定せずに、いろいろな人に向けて発せられているメッセージは、
誰から見ても魅力的には捉えられません。
広告やWebサイトでは、上記のような“餌”の間違いが起こらないように、
メッセージの内容や、そこに含むオファーをしっかり考えていきましょう。