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お客様が離れないようにする
2018/03/12
category: その他
今回は、
「お客様が離れないようにすること」
について、お話しさせていただきます。
◆牧場をイメージしてみる
とある本で書かれていた、
「既存のお客様とのコミュニケーションについて」の考え方で、
わかりやすかったものをご紹介したいと思います。
自分が、乳牛を飼育している牧場主だとイメージしてみてください。
乳牛=御社にとってのお客様で、
牛乳=売上や利益を生み出してくれています。
この牛乳の量を増やしていったり、
質を良くしていくためには、
飼料や飼育環境を良くしていく必要がありますよね。
また、あなたが多くの乳牛を所有している農場主ならば、
搾乳機やトラック、その他の備品、牛のための栄養製品、または広告代理店にとっても、
どれも購入する可能性のある、格好の見込み客かもしれません。
こういった業者から、いろいろな営業を受けることになるでしょう。
その中で、乳牛のためになる最適なものを選んで、
さらにいい牛乳をつくっていけるよう努力しますよね。
しかし、もし「フェンス」が壊れていて、
すべての牛たちが逃げ出したり大暴走したりするようなら、
その他のあらゆる物事は何の役に立つでしょうか?
農場主として、
大ピンチに陥りますよね。
◆顧客の周囲にフェンスを張り巡らせる
自分のことを、
有益で、反応の優れた顧客の群れを集めて世話をする
【牧場経営者】だと考えてみてください。
そうなると、顧客維持は、
“経営にかかる出費”ではなく、
“マーケティングのための出費”と捉えられます。
顧客を獲得するために費やす金額と同じくらい、
顧客の周囲に張るフェンスに費やしましょう。
さらに、毎日毎日あなたの顧客を“盗もう”としている、
密猟者や牛泥棒がたくさんいることも忘れてはいけません。
牛泥棒が入り込めず、
顧客が決して離れていかないような、
優れたフェンスはどうすれば維持できるでしょうか?
乗り越えられないような高いフェンスにしたり、
壊れないような強い材質でフェンスを作ることで、
逃げられないようにするのも一つの方法です。
また、飼料を与える回数を増やしたり、
魅力的な環境にすることで、離れようと思わない農場にする、
というのも一つの方法です。
いずれにしても、
乳牛たちを逃さないため、
フェンスよりも重要なものはありませんよね。
以上、ご紹介でした。
◆やってみましょう!
今回のお話で言う「フェンス」というのは、
本質的には「関わり合い」にほかなりません。
もちろん、お客様は一人ひとり違い、
求めていることが、同じ場合も違う場合もあります。
なので、多くのお客様の要望に応えられるような対応と、
個別に求めることに応える対応、
どちらも必要になってきますよね。
なるべくお客様との「関わり合い」をしっかり持って、
離れていかないような工夫をしていきましょう。
具体的な方法については、
またご紹介させていただきます。