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ユーザーに「お返し」をしてもらう
2017/06/05
category: その他
今回は、
「ユーザーにお返しをしてもらう」
という考え方について、お話しさせていただきます。
◆いいモノを「先に」提供しよう
ホームページをつくる目的としては、
お問い合わせやお申込、資料請求等の、
何らかのアクションをしてもらうことが、メインになってきます。
そのために、ユーザーにフォーム入力をしてもらおうとするわけですが、
これは「情報を提供する」ということになるので、
ここで閲覧をやめてしまうユーザーがほとんどです。
ここがホームページ運営の中でも、
とても大きな課題の一つということなんですね。
このユーザーに「情報を提供してもらう」というハードルを、
下げるための方法として有効なのが、
何らかの「ユーザーにとっていいモノ」を、「先に提供する」ということです。
「いいモノ」というのは、
実際の物でもいいですし、情報でもいいですし、
何かしらの体験などでもOKです。
◆人は「お返しをしたくなる」という性質がある
先に何かしらの恩恵を受けたユーザーは、
その後、商品を買ったり寄付をしたりする可能性が高くなる、
という調査結果があります。
これは、心理学の用語で言うと、「互恵性」という性質によるものです。
「互恵性」というのは
「互いに相手に利益や恩恵を与え合うこと」ということで、
人間の脳が、もともと生まれ持った性質なのだそうです。
人に何かしてもらったら、
お返ししたいという気持ちが生まれてきますし、
返さないと逆に申し訳ない、と思ったりしますよね。
こういった人間の感じ方に訴えるというのが、
ホームページを通してのアクションでも有効です。
◆具体的な方法
先に「有益なモノを提供する」例には、以下のようなものがあります。
・ホームページのコラム等専門的な記事
・サンプル提供
・ノウハウ冊子
・無料体験
例えば
・面白い動画を見せる
といったものも、一つの有益なモノになります。
また、メルマガというのも、
読者に本当に役立つ、と思ってもらえれば、
その先の商品購入などに結び付けやすくなります。
(その前にまず「メルマガ登録」をしてもらうというアクションが必要なので、
そのために冊子を提供する、など2段構えになります。)
◆やってみましょう!
ユーザーにとって有益なモノとは何か?
価値あるコンテンツとは何か?
ということを、考えたり、調べてみましょう。
それをどのように提供するのがいいのか、
サイト内に載せるのか、冊子にするのか、無料体験の機会をつくるのか、
最適な方法としてつくっていきましょう。
お客様にアクションしてもらえる確率がかなり高まると思いますので、
ぜひ考えてみてください。