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人は「限定」に弱い!
2017/06/12
category: その他
今回は、
「限定と希少性の効果」
について、お話しさせていただきます。
◆人は「限定」に弱い!
夏物と冬物を筆頭に、
衣類は各社季節ごとのセールを行います。
これは、人が「限定」に弱いところをついた訴求方法ですね。
このようなセールは、
基本的に期間「限定」だったり、
数量「限定」だったりしています。
この時間限定と数量限定の効果で、
顧客が持つ「早く注文せねば」
という気持ちを高めることができます。
ただ、この衣類の季節セールは、
あまりにも定着しすぎていて、
セールでしか買わないという方もいらっしゃると思います。
しかも、最近では結構早い時期に、
その季節のものを「処分セール」のように行いますよね。
ちょっと早すぎるというのが、以前問題にもなったようです。
本来この「限定」は、「希少性」=レア感を高めて、
なかなか手にできない貴重なものを、手に入れることができる、
という快感を得られるようにする方法です。
「希少性」効果は大きな利用価値がありますが、
定番化しすぎてしまうと、それが当たり前になってしまい、
効果が弱くなってしまいます。
◆希少性をさらに具体的に
この「限定」を利用した訴求は、
もちろんWebでも有効な方法で、
いろいろなところで目にすると思います。
ただ、いつも「限定」で「セール中」と書かれていたりして、
どうも「本当にセールなのか?」と、
ウソ臭く見えてしまうこともあるのではないでしょうか。
そこで、このセール手法をしっかり効果のある訴求にするために、
自社でやるときには以下の2点を守るようにしてみましょう。
・ちゃんと「限定」にする
当たり前ですが、期間にしろ数量にしろ、
ちゃんと限定にしましょう。
ユーザーは、
ネット上では気軽に情報を仕入れられるので、
比較検討を十分にしています。
検討する期間は、人によったり、
また商品・サービスによっても大きく違いますが、
今見てその場で決めているばかりではありません。
以前から、ある程度の期間サイトを見られているということを認識して、
何回か見られていても限定の意味がちゃんとあるように、
運営を行うようにしましょう。
・残りの在庫数を知らせる
「この価格でのご提供はあと2個!」と言ったほうが、
ただ「数量限定」とするよりもはるかに信憑性が高まります。
Webサイト上ではリアルタイムに情報を掲載できますので、
なるべく、短い期間でこの数字の更新を行いましょう。
販売のペース等にもよりますが、
セール中は1日1回は更新できると良いと思います。
◆セールの理由は、難しく考えずに
この限定セールという方法は、「何のためのセールか」
という意味が必要だと思ってしまって、
ハードルの高い方法だと思われる方も多いようです。
ただ、セールをやっているところをよく見てみると、
案外たいした理由でなくてもセールをやっていたりします。
もちろん「季節」は使いやすいですし、
「●周年」といったものも定番です。
何かを達成したので「●●達成記念」とするのもわかりやすいですね。
ただ、「感謝セール」といったものであれば、
ある程度どのような理由でも、正当な感じになります。
セールをやってみる際には、
理由を難しく考えすぎずに、
何かしらに「感謝セール」としてみましょう。
◆やってみましょう!
限定を使ったセールは、乱発してしまっては、
やはり長く見られている人に「いつもセールじゃないか」
と思われてしまいます。
それでは希少性が高まらず、意味がないので、
ちゃんと頃合を見計らって、限定セールを活用しましょう
どういうものをセールで提供すれば有効か、
という点については、またの機会にご案内させていただきます。