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シニア層はネットを使う?
2018/07/02
category: その他
今回は、
「シニア層はネットを使う?」
ということについて、お話しさせていただきます。
◆PCやスマホによるネットの普及
先日とあるお話の中で、
「シニア層を対象にした商品を扱っているが、
ネットでの集客は行うべきなのか」とご質問いただきました。
皆様の周りでもシニア層の方々が、
PCやスマホを使ってネットを利用しているかどうか、
実感としていかがでしょうか。
結論から言うと、シニア層も、
かなりの割合でネットを活用していると思っていいでしょう。
PCが一般ユーザーに広く普及し、
インターネットが本格的に利用されるようになったのは
「Windows95」が登場した1995年くらいからと言われます。
もう今から23年前ということになりますね。
家庭だけでなく仕事でも、PCとインターネットの利用は、
オフィスでほとんどPCを扱わないという業種でない限り、
かなり多くの職場で必須となっていますから、
95年当時に40代だった方々も、既に60代以上になられています。
ガラケー(フィーチャーフォン)主流の時代にも、
PCのサイトとは別の扱いのようになっていましたが、
シニアの方々も、ネットを利用する機会になったと思います。
そしてスマホの普及は、現在はシニア層にも達しています。
感覚的には、かなり多くのシニア層も、
ネットを利用するようになったということが言えるでしょう。
◆データで見る高齢者の利用動向
実際のデータも見てみましょう。
総務省の資料で、「年通信利用動向調査」
というのが毎年リリースされていて、
現在は平成28年度版が見られると思います。
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/data/170608_1.pdf
「インターネットの利用状況」で60~69歳の利用率は「75.7%」。
もちろん100%に近い若い人に比べれば低い状況ではありますが、
大多数の人が利用しているといっていいでしょう。
また、実際の自社のサイトの、
ユーザーの年齢別の割合を見ることも、
GoogleAnalyticsから可能です。
GoogleAnalyticsの閲覧画面で、
[ユーザー]>[ユーザーの分布]>[年齢]
とたどると出てきます。
見られる方はぜひ見てみてください。
このデータは、あくまでGoogleが「クッキー」を利用して「推測している」もの、
ということになるのですが、膨大なデータが蓄積されているので、
参考数字としては活用できます。
ここで見ると「55-64」「65+」といった年齢区分になるのですが、
これらの割合がある程度あるようであれば、
シニア層にも実際に見られていると言えます。
◆やってみましょう!
シニア層のネット利用頻度を調べてみると、
実感以上に多いと思われるのではないでしょうか。
一昔前は、「シニア層はインターネットを見ない」という概念がありましたが、
もはや変わったといっていいでしょうね。
ディスプレイ広告のターゲティングでも、年齢を指定するのは一般的ですので、
もちろん商品・サービスが高齢者向けの場合でも、
そのターゲットに向けて広告配信できます。
もちろん、高齢者向けにやるべき工夫というのは、
ホームページにしても、広告にしてもいろいろありますので、
ネットを活用して集客というのは、それらを考慮して行っていきましょう。