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【キャッチコピー】を見直しましょう
2016/10/05
category: ホームページ制作
◆判断するまで3秒?
一般に、Webサイトを訪れたユーザーは
「3秒以内に自分に必要なサイトかどうか」を判断すると言われています。
「そんなに短いの?」と思うかもしれませんが、
自分でもサイトを見るとき、どれくらい見て判断しているか・・・
振り返ってみてください。
興味ないと思ったらすぐ出て行きますよね?
私もそうです(笑)
「3秒以内に、ユーザーの心をつかむ」
これができないと離脱される。
それくらい最初の掴みが大事ということです。
そこでファーストビュー(サイトを開いて最初に映る範囲)が出てきます。
ファーストビューでユーザーが最初に見るのが、
「メイン画像(メインビジュアル)」と「キャッチコピー」です。
この二つで、ユーザーの心を掴めるかが勝負です。
今回はこのうち「キャッチコピー」について触れていきます。
◆ポイントは「パッと見て、自分に関係があり、どうなるかわかる」
何しろ「3秒以内」にユーザーに興味を持ってもらわないといけないので、
ポイントは、
・パッと見て
・自分に関係があると思ってもらい
・どうなるのか?という結論を先に伝える
ということです。
All in one HPでは、
「キャッチコピー」を考える際には、基本の形として
1.「誰のためのホームページなのか」・・・対象者や対象エリア等の絞込み
2.「何をしているホームページなのか」・・・業務内容が明確にわかる
3.「結果、どうなるホームページなのか」・・・どのようなメリットがあるのか
ということを書いていただいていると思います。
(もちろん、お客様によりアレンジの場合もありです。)
このうち「1」では明確に「あなたに向けてのメッセージですよ」と投げかけ、
あてはまるターゲットの人に、自分に関係があると思ってもらいます。
ここはペルソナを設定して、そこから持ってきましょう。
(ペルソナについては以下のページをご参照ください。
http://allinone-hp.com/blog/%E3%81%9D%E3%81%AE%E4%BB%96/391.html )
「2」については、何を提供してくれるのかを、なるべくシンプルに伝えます。
何屋さんなのかということですね。
そして「3」で「どうなるのか」ということを伝えるわけですが、
ここで「ベネフィット」を伝える必要があります。
「ベネフィット」とは、「お客様が商品・サービスから得られるメリット」
のことです。
お客様の視点で、自分がどうなれるのか、そのメリットを伝えます。
◆「ベネフィット」を表現する3ステップ
このベネフィット、どうやって出していくかですが、以下の3ステップで考えてみましょう。
①自社の商品・サービスの「特徴」を挙げる。
②その特徴を掘り下げて、ユーザーにとって関係のある内容にする。
③わかりやすくまとめて表現する。
これだけだとわかりにくいと思いますので、実際にこのようなキャッチコピー、
特に「ベネフィット」をどうやって出すのか、以下の方法でやってみましょう。
◆やってみましょう!
例:整骨院に集客したい
という場合を考えてみます。
①自社の商品・サービスの特徴を挙げてください。
・痛みの根本原因を見つける
・ひどい症状でもボキボキ鳴らさない、痛くない施術
・夜遅く(22時)まで受け付けている
これだけだと、ユーザーにとってはまだ遠い、自分と関係ないことに見えます。
パッと見て、メリットがわからないんですね。
②次に、その特徴に「だから何なの?」と質問して掘り下げてみましょう。
・痛みの根本原因 →だから何なの? →確実に治す、無駄な回数をかけない
・痛くない施術 →だから何なの? →(痛い施術を受けたことがある人でも)安心して受けられる
・夜遅くまで受け付けている →だから何なの? →会社帰りでも立ち寄れる
こうすると、「自分に関係がある」と思いやすい「ベネフィット」になってきます。
③まとめて、わかりやすく表現してみましょう。
これらをまとめると・・・
【会社帰りに立ち寄れる整骨院。
少ない回数の痛くない施術で、
安心して快適ライフを手に入れませんか?】
こんなキャッチコピーが作れます。
これに、上記の1.「誰のための」、2.「何をしている」を組み合わせると、
たとえば以下のようなアレンジになります。
【肩こりでお悩みのビジネスマンに好評いただいています!
会社帰りに立ち寄れる●●整骨院。
少ない回数の確実に治す施術で、安心の快適ライフを手に入れませんか?】
「確実に治す」などちょっと言いすぎかもしれませんが、
パッと見て、忙しいビジネスマンにとっての大きなメリットが表現できてきます。
ぜひこの3ステップを利用してベネフィットを表現し、
自社のキャッチコピーに加えてみてください。
いくら集客ができても、それを受けるWebサイトが
すぐに離脱されてしまうような状態では、お問い合わせなどの成果が上がりません。
反対に、サイトの改善でCVR(顧客の獲得率)が1%違ってくるだけでも、成果の数が大きく違ってきます。
今回のキャッチコピーの見直しも、Webサイトの一つの改善ポイントです。
ぜひ、まずは実践してみてください。