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ペルソナを設定しよう
2016/09/30
category： その他
今回はネットでの話に限りませんが、
広告を利用して集客をしたり、Webサイトから成果を上げたいという場合に、
非常に重要な「ペルソナ」についてお話ししていきます。
Webから成果を上げるためには、
・ターゲットを明確にして
・何を求めているかを理解して
・どうやって応えることができるのか
ということを表現していくことが重要です。
その際、この「ターゲット」がぶれてしまうと、ちゃんとアピールできません。
そして、ターゲットを不特定多数の”誰か”と捉えるとうまくいきません。
「ペルソナ」というのはマーケティング用語で、
「提供する製品・サービスにとって、もっとも理想的な顧客の人物像」
といった意味の言葉です。
これは単にターゲットの属性（30代女性のような）を書き出しただけのものではなく、
実在の人物のように、その特徴を細部までイメージして、明文化しておきます。
そのとき、以下のような外面的なことだけでなく、内面的な感情や思考、趣味嗜好や、行動なども明確にしていきます。
・外面的なこと
性別、年齢、居住地、学歴、職歴、既婚・未婚 など
・内面的なこと
行動悩み、重視していること、仕事や人生のゴール・課題日々の情報収集の仕方、家族・友人・職場との付き合い方 など
具体的に例を挙げてみましょう。
◆整骨院の場合====================================================
○ペルソナ
近所に住む主婦の加賀さん（仮名）
腰の痛み緩和のため、整骨院に通っている。
・外面的なこと
埼玉県●●市在住の55歳。結婚25年目で、夫（57歳）、息子（22歳、大学生）、娘（17歳、高校生）の4人で、22年前に購入した分譲マンション暮らしをしている。
銀行に総合職として勤務した後、結婚から出産を機に退職。下の娘が中学進学した5年前から、近所のスーパーでレジのパートを開始した。
趣味は夫とのゴルフ、庭のガーデニングなど楽しんでいる。
・内面的なこと
夫婦は円満、息子も就職が決まり一安心。娘の進路がふわふわしていて不安はあるけど、大学にいってやりたいことを探すのもありだと考えている。
子供たちからの勧めもあり、スマホを常備。近所の奥様方もスマホ利用が多く、コミュニケーションに活用。情報収集でも活躍中。
家事に加えて、立ち仕事のパートと趣味のゴルフ＆ガーデニングが腰に負担をかけたようで・・・
ここ1年ほど整骨院に通っている。この整骨院もスマホで「腰 整骨院 ●●市」と検索して見つけた。
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ペルソナ設定では、上記のように外面的なことに加えて、
「何が悩みで」「どう解決しようとしているか」といった行動が非常に重要です。
これを明確にしておくと、Webサイトでのコンテンツや広告を、
どんなものにすれば読んでもらえるか、クリックしてもらえるかが、自然と思い浮かんできます。
ターゲットの外面的なことは結構すぐに把握できますが、
ターゲットがどうやって情報を収集しているか、どういう気持ちで検索しているのか、といったことまで深掘りするのが重要です。
ターゲットを考えようとした場合、
どうしても「男性も女性も」「年齢層は幅広く」としたい、と考えがちです。
でも、幅広く誰に対しても投げかけているメッセージは、情報があふれている現在では、逆に誰にも響かないというのが現実です。
「私に言われていることだ」と感じたときに、人は初めて振り向きます。
そして、ペルソナに響くWebサイトコンテンツや広告ができたら、応用して顧客層を広げていくことは、十分に可能です。
まず、しっかり絞り込んだ明確なペルソナのことを理解しましょう。
◆やってみましょう
自社のペルソナを設定してみましょう。
自社の既存顧客の中から、理想的な顧客と言える人を3人に絞ってください。
そして、上記例のように各項目を明確にしてみましょう。
より実在の人物像としてイメージしやすくするために、可能であれば顔写真などもあるといいです。
この情報を明文化して、プロファイルと保存しておきましょう。
この方々にどうやったら自社の良さを伝えられるか、イメージが浮かんできやすくなるはずです。
ペルソナの設定をやっておくと、Webサイトのコンテンツを考えたり、
広告等利用して集客していくのに大変役立ちます。
ぜひやってみましょう！