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直帰率が高いかどうか
2018/08/06
category: ホームページ制作
今回は、
「直帰率が高いかどうか見る」
について、お話しさせていただきます。
◆直帰率の高低について
サイトの中のページの改善のポイントで、
見ていくべき重要指標として「直帰率」があります。
「直帰」というのは、そのサイトにアクセスするのに、
最初にそのページを訪れたユーザーが、
他のページを見ることなく、サイトを出て行ってしまうことです。
言い換えると、そのページの訪問者のうち、
1ページのみを閲覧して、サイトを出て行ったユーザーのことですね。
直帰率は割合なので、
「該当ページの直帰数÷該当ページから始まったセッション数」
で出される率が「直帰率」となります。
※近い言葉で「離脱率」というのがありますが、これはそのページが開かれた回数のうち、
どのくらいの割合で「離脱(=他のサイトへ移動、ブラウザを閉じる)」されたかを表すものです。
直帰率の目安というのは、業種やページにもよりけりですが、
以下、米国で行われたとある調査の結果です。
参考にしてみてください。
・ECサイト 20~45%
・ECを含まないサイト 35~60%
・BtoBのサイト 25~55%
・ランディングページ 60~90%
・辞書サイト、ブログ、ポータルサイト 65~90%
[出典 Bounce Rate Benchmarks: What’s a Good Bounce Rate, Anyway? CXL]
https://conversionxl.com/guides/bounce-rate/benchmarks/
直帰率は、そのページしか見ずにサイトを出て行っているので、
「ちゃんとサイトを見てもらえていない」割合という考え方もあります。
ただ前述の通り、そのページの用途・内容によって、
直帰率が高いのが必ずしも悪いわけでもありません。
例えば店舗のサイトの「アクセス」ページであれば、
他のところで情報収集していて、お店の場所だけ見る、
ということもあり、これは悪い「直帰」ではありませんよね。
ただ、サイトの入り口であるTOPページや、
お問い合わせ等のアクションに進んでほしい、
という意図があるようなページでは、
直帰率はなるべく低くしたいところです。
◆直帰率を改善するには
この直帰率を、具体的にどうすれば改善して(=下げて)いけるか、
いろいろと考えるべきポイントはありますが、
まずは以下の2つのポイントを考えてみてください。
・ユーザー目線でページを見る
直帰してしまうのは、なんといっても、
ユーザーが求めていた情報が載っていなかったり、
見つけられなかったことが大きな原因です。
例えば広告を出していたりして、
謳っていた事を読んだユーザーが見に来たときに、
違う内容が載っていたら、がっかりして直帰してしまいますよね。
また、たとえ載っていたとしても、上のほうに載せる等、
なるべくわかりやすいようになっていないと、
見つけられずに、結局直帰につながってしまいます。
とにかくまず、ユーザー目線で見て、
ユーザーがそのページにどんな情報を求めているのか考え、
それをわかりやすくパッと見てわかる範囲に載せるよう心掛けましょう。
・次に何をすればいいか明確にわかるように
そのページをちゃんと読んでもらえたとして、
先に進んでもらいたいのであれば、
何をすればいいのかを、わかりやすく載せましょう。
ユーザーはページの内容を読むと、
理解してそれで満足してしまう、
ということが往々にしてあります。
そこで次に行うべきことが明確に示されていると、
案外簡単に、その行動を行ってくれたりします。
逆に何をすればいいかわからないと、出て行ってしまうんですね。
例えばより詳しい情報や、関連する情報を載せているページにリンクしたり、
お問い合わせや資料請求といったアクションに誘導したりです。
そのために、ページの流れの中に、
「もっと詳しく読む」といったリンクを張ったり、
「今すぐお問い合わせください」と電話番号を載せる等が有効です。
こういった工夫で、
ユーザーにさらにサイトを見てもらえるようにして、
直帰率を下げるようにしていきましょう。
◆やってみましょう!
自社のサイト内で、直帰率をまず見てみましょう。
GoogleAnalyticsを利用していれば、
各ページごとの直帰率を確認することができます。
どのページから改善するように取り掛かるかは、
前回のメルマガでご紹介したように、
アクセスの多いページからがいいでしょう。
そのページの内容の直帰率が、
本来の意図しているところよりも高いようであれば、
上記のように判断して、工夫してみるようにしてください。