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ネット広告の効果測定について理解しよう
2017/01/16
category: 広告
今回は、
「ネット広告の効果測定」についてお話しさせていただきます。
◆広告の効果がわかる!
前回にも書きましたが、
ネット広告の大きな特徴の一つとして、
「広告の効果がどれだけあったか詳しくわかる」ということがあります。
具体的に何がわかるのか、他の広告に置き換えると何に当たるのか、
折込チラシを例にしてみます。
◆基本の指標を覚えましょう!
1.インプレッション数(表示回数/imp:Impression)
広告が表示された回数のことです。
折込チラシでいうと、「配られたチラシの枚数」といえます。
チラシは配られても、見出しを見て興味を持たれなければ捨てられてしまいますよね。
ネット広告でも、表示はされても、興味を持たれなければスルーされてしまいます。
2.クリック数(CT:Click Through)
広告がクリックされた回数
=そのリンク先のWebサイトへアクセスされた回数ということになります。
つまり、リンク先にある内容を読もうと、一段階上の興味を持ったということです。
これは折込チラシでいうと、「チラシに目を通してもらえた数」といえます。
折込チラシで、これはまず測れませんので、
ネット広告の非常に大きなポイントの一つですね。
3.クリック率(CTR:Click Through Rate)
これは計算で出されるもので、
「クリック数÷インプレッション数」で算出します。
表示された広告がクリックされた割合のことです。
折込チラシでいうと、
「配られたチラシのうち、何%が読んでもらえたか」ということです。
4.クリック単価(CPC:Cost Per Click)
クリック1回あたりの料金のことです。
折込チラシでいうと、「1回チラシに目を通してもらうのにかかった金額」
ということになります。
クリック単価とクリック数がわかると、
「広告費(広告コスト)=クリック単価×クリック数」
という式で、(出稿にかかった)広告費を計算することができます。
5.コンバージョン数(成果数/ CV:Conversion)
Webサイト上での「成果」の数のことです。
何を成果とするかはビジネスによるのですが、
問い合わせや申込、資料請求や来店予約などです。
折込チラシでも、その「チラシを見て問い合わせや申し込みをしてくれた数」
ということになります。
しかし、本当に「そのチラシ」を見て問い合わせているのかどうかは、
その人に確認する必要があり、正確でない場合もあるので、
これが正確にわかるというのも、ネット広告ならではですね。
6.コンバージョン率(成果率/ CVR:Conversion Rate)
これは計算で出されるもので、
「コンバージョン数÷クリック数」で算出します。
折込チラシでいうと、
「目を通してくれた人のうち、何%が成果に進んでくれたか」ということです。
7.成果単価(CPA:Cost Per Acquisition、Cost Per Action)
成果を1件獲得するために必要なコストのことです。
折込チラシでも、そのチラシを見て「1回成果に進んでくれた金額」
ということになります。
成果単価は、「出稿にかかった金額÷コンバージョン数」で算出します。
◆広告の目的から、目標数値を考えておきましょう
ネット広告では、以上のような数値を計測することができます。
ぜひ覚えておいて下さい。
そして、広告を出稿する際には、数値目標を決めておきましょう。
5の「コンバージョン数」を目標とするのがやはり多いパターンですが、
場合によっては2の「クリック数」で、見られる回数を増やすことを目標にしたり、
6の「コンバージョン率」を目標とすることもあります。
これは、「とにかくまず多くの人に見てもらいたい」だったり、
「成果が上がりやすいWebサイトにして、その上で広告費を大きくかけたい」
というように、目的が違ったりするためです。
何を目的に広告を出すのか、その点はしっかり明確にして、
そこから目標数値を明確に定めておきましょう。
そうすることで、ネット広告ではその数値に近づける為に何をすればいいのか、
明確に方法を見つけていくことができます。