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「セッション数」と「ユニークユーザー数」を見よう
2017/03/21
category: その他
今回は、GoogleAnalyticsでまず見るべき数字
「セッション数」と「ユニークユーザー数」についてお話しさせていただきます。
◆「セッション数」と「ユニークユーザー数」
GoogleAnalyticsでは、サイトをどのくらいのユーザーが見に来てくれているか、
を知るために、まず
「セッション数」と「ユニークユーザー数」という数字を確認しましょう。
「セッション数」は訪問回数という数字で、
サイトが見られた回数、ということです。
そのサイトに「入ってきて、出て行った」という1連の行動の回数の合計で、
1人のユーザーが1回サイトに入ってきて出て行ったら、
これで「1セッション」とカウントされます。
「ユニークユーザー数」(略して「UU数」)は実訪問者数という数字で、
サイトを見に来た人数、ということです。
同じ人がそのサイトを何回見に来ても、
「1ユーザー」とカウントされます。
このような関係なので、通常、
UU数×見に来た回数=セッション数
となります。
◆どちらを注力して見るべきか
「セッション数=見に来た【回数】」と
「UU数=見に来た【人数】」ということですが、
基本的には「UU数」をまずは注力して見ましょう。
(「セッション数」は、同じ人が何回か見に来ている場合に、複数回カウントされるので)
※ただ、コンバージョン(成果)をどのように考えてカウントするかによって、
コンバージョン率の出し方が変わってくるので、
セッション数とUU数、どちらを重視するかという方針も変わってきます。
この件は、別の機会にご説明させていただきます。
このUU数をどのくらいに増やせばいいか、ということですが、
(ちょっと乱暴に言って)「100ユニークユーザーで1件の成果」、
つまり「CVR 1%」を一つの指標・目標としてみるといいと思います。
そうなると、まずは1件の成果(電話、メールのお問い合わせや、お申込など)
をしてもらうために、100ユニークユーザーに見に来てもらうのが目安になります。
例えば【1ヶ月に10件】のお問い合わせを獲得したいとしたら、
大体【3日に1件】ですので、【3日で100ユニークユーザー】、
1日だと【1日33ユニークユーザー】を目指していくことになります。
CVRは、業種や業態、成果の決め方やサイト・集客の状況など、
いろいろな要素によって変わってくるので一概には言えないのですが、
まずはこのくらいを目標としてみてください。
◆細かい注意点
●セッション数
セッション数と、実際の訪問回数が一致しない可能性があります。
・ユーザーがサイトを開いて、30秒以上何も操作されていないと、
セッションが「切れた」ということにされます。
そこから再度サイトを見始めてページ移動したりすると、
新たな1セッションとしてカウントされます。
●ユニークユーザー数
ユニークユーザー数も、実際の訪問者数が一致しない可能性があります。
・ユーザーの数を「cookie」という機能を使って判別しているので、
ユーザーが自分のPCなどで「cookieを無効にする」という設定をしていると、
正確に計測できない場合があります。
・「cookie」はデバイス(PCとスマートフォンなど)をまたいで引き継がれないので、
PCで見ていた人が後でスマホでも見た、という場合には「2人」とカウントしてしまいます。
また、別ブラウザ(Internet ExplorerとGoogleChromeなど)で閲覧した場合にも、
同様に別カウントされます。
こういった技術的な限界は、
他にも見る環境やネットの環境などいろいろあるので、
「完全な数字とはいえない」ということは認識しておいてください。
ただ、GoogleAnalyticsの精度も日々向上していますし、
傾向を見るための数字としては、かなり信用していい数字になっています。
◆やってみましょう!
まずはGoogleAnalyticsから、
「セッション数」と「ユニークユーザー数(UU数)」を見てみましょう。
以下の手順を参考にしてください。
1.GoogleAnalyticsにログインしてください。
(ログイン情報は、GoogleAnalytics利用開始時の当社からのご案内メールでご確認ください。
利用開始していない場合は、当社へご連絡ください。)
2.画面左のナビゲーション内の
「ユーザー」をクリックして、その下に出てくる
「概要」をクリックしてください。
3.画面右上に「2017/03/01 – 2017/03/21」のように日付を指定する箇所があるので、
ここをクリックして、見たい期間に設定してください。
4.画面中央部分で線グラフと、その下に数字の並びが表示されます。
「セッション」と「ユーザー」が、それぞれこの期間内の
「セッション数」と「ユニークユーザー数」です。
上でお話したように、ユニークユーザーが多いか少ないかは、
状況により様々なので、まずは現状を把握するためにこの数字を見てみて、
そこから「100ユニークユーザー」を目指していきましょう。
そのために、1日単位、1週間単位、2週間単位というように数字を見るようにして、
増減がどうなっているかを見ていってください。
この「セッション数」と「ユニークユーザー数」といった数字と、
成果(コンバージョン、CV)と成果率(コンバージョンレート、CVR)の関係については、
また次回以降に解説いたします。