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根幹を握る「コンバージョン率」
2017/04/10
category: その他
今回は、
成果=コンバージョンがどれくらい出ているのかを表す
「コンバージョン率」についてお話しさせていただきます。
◆コンバージョン率とは?
コンバージョン率(CVR=ConVersion Rate)とは、
「サイトに来てくれたアクセスのうち、何件が成果になったか」
という割合を表す数値です。
計算式は
(コンバージョン率)=(コンバージョン数)÷(アクセス数)
となります。
GoogleAnalyticsなどを利用して、
コンバージョン数、アクセス数を把握していれば出せる数字ですね。
◆コンバージョン率がなぜ重要か?
コンバージョン率は、成果になったかどうかということを表す数字なので、
ある意味でWebマーケティングの根幹を握る、
非常に、超重要な指標です。
コンバージョン率は、最低「0.1%」単位で計算し、
良いか悪いかの評価をする必要があります。
0.1%というと非常に小さな数字に感じますが、
コンバージョン率が0.1%違うとなると、かなり大きな影響があります。
例えばサイトへのアクセス数が1,000あったとしたら、
コンバージョン率が0.1%→0.2%に上がったとすると、
コンバージョンが1件→2件になります。
この1,000アクセスを獲得するのに10万円の広告費をかけていたとしたら、
1件の獲得のためにかけたお金が、
10万円÷1件=10万円
↓
10万円÷2件=5万円
で半分ということになります!
費用対効果が良いか悪いかに直結することになるので、
繰り返しになりますが、非常に重要な指標なんですね。
◆ユーザー単位かアクション単位か
コンバージョンは、ユーザー単位とアクション単位で考えることができます。
例えば、あるユーザーが、商品AとBを購入したとします。
①ユーザー単位で考えると、このコンバージョンは、
1人のユーザーがした購入なので「1」とカウントします。
②これに対して、アクション単位で考えると、
2回購入されているので「2」とカウントします。
コンバージョンをどちらの考え方で考えるかは、
提供しているサービス・商品によって変わってきます。
①何人のお客様を獲得できたか、が重要なサービス・商品であれば、
ユーザー単位でカウントしましょう。
②何個の商品が売れたか、何回サービスが利用されたかが重要なサービス・商品であれば、
アクション単位でカウントしましょう。
(リピートの購入も考える、ということになりますね。)
そして、①と②の場合で、CVRの計算方法も少し変わってきます。
①の場合、
(コンバージョン率)=(コンバージョン数(人数))÷(ユニークユーザー数)
②の場合、
(コンバージョン率)=(コンバージョン数(アクション数))÷(セッション数)
自社がどちらのタイプが、
コンバージョンのタイプから考えておきましょう。
◆やってみましょう!
自社のアクセス数、コンバージョン数等を、
月ごとに集計して、一覧にしてみましょう。
その際、上記の考え方で、
①の場合、
(コンバージョン率)=(コンバージョン数(人数))÷(ユニークユーザー数)
②の場合、
(コンバージョン率)=(コンバージョン数(アクション数))÷(セッション数)
で自社に合っているほうで計算してください。
よく「コンバージョン率はどのくらいあれば適切なのか?」
「うちの業種でCVRが●%は高いのか?低いのか?」
というご質問をいただきます。
サービス・商品の認知度や品質、競合他社の状況、自社のオペレーションの状況、
景気の動向、季節、場合によっては天気まで・・・
本当に非常にたくさんの要素が絡むため、正直言って、
「●%が適切」というのは明確に言うことができません。
できるのは、自社の現状をしっかり把握して、そこから改善ということです。
ただ、新たにホームページを作ったり、広告を開始するに当たって、
事前に自社のコンバージョン率はわからないということもありますので、
そういう時は、まず
「1%」=100アクセスあったら1件のコンバージョンが出る
というのを、目指すべき目安として考えましょうとお話しています。
まずは自社のコンバージョン率を集計してみて、
どれくらいを目指すべきか、設定してみましょう。