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考える手間を省く

2017/09/04

category: その他

今回は、
「考える手間を省くこと」
について、お話しさせていただきます。

◆顧客の「考える手間」を省く

Webサイトでも、営業でも、
なるべくお客様の「考える手間」を省くことが、
お客様に選んでもらうのに重要といわれます。

誰でもビジネスをしている中では、色々なものを「選ぶ決断」をしていて、
一つ一つにエネルギーを使っているので、なるべく考えずに「良い」とわからせてくれると、
それを選んでくれるということだそうです。

これに関連して、面白い研究結果があります。

アムステルダム大学でのある研究で、
単純な意思決定の場合、じっくり考えたほうが最良の答えが見つかる、
複雑な意思決定の場合、直感でいったほうがうまくいく、
という結果が出たそうです。

例えばシンプルな機能の商品の購入を検討する際、
なぜその商品がいいのかをじっくり考え、
比較検討をするほうが、良い物を選べる。

複雑な機能の商品の購入であれば、
あまり時間をかけて検討するよりも、
直感で良いと思う物を選ぶほうが、良い物を選べる、ということです。

これがわかっていると、
商品・サービスの説明をする際に、
どのような情報を提供すべきかがわかってきますね。

◆「買うべき理由」を提示する

また、何かの意思決定をする場合、
人はより複雑な判断を潜在意識に任せている、
という研究結果もあるそうです。

複雑なものほど、より潜在意識に働きかける、
理屈というよりは感覚や感情に働きかけるほうが、
効果的ということかもしれません。

ということで、複雑な商品を販売するなら、
「買うべきシンプルな理由」
を提示するというのを試してみていただければと思います。

しかし、複雑な商品の詳細を、
しっかり分析したがる人もやはりいますので、
仕様や特徴の情報は入手できるようにしておくべきでしょう。

商品がシンプルであれ複雑であれ、
様々なタイプの意思決定者がいるという事実を考慮しましょう。

◆やってみましょう!

・商品・サービスがシンプルな場合
Webサイト上では、
特徴などの詳細情報をしっかり載せ、
競合とどう違っているのか、比較情報をわかりやすく示しましょう。

・商品・サービスが複雑な場合
一目で強みが伝わるキャッチコピーや画像で、
直感的に良いと思ってもらえるようにアピールしましょう。

例えば・・・
「業界最安値!」「問題を全部解決!」「面倒なことは一切不要!」

詳細情報もしっかり載せるべきですが、
それを前面に押し出すのではなく、
欲しいと思ったときにしっかりわかるようにしておきましょう。

自社の商品・サービスに合わせて、
是非このような工夫も行ってみてください。

category: その他

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