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修正の良し悪しの判断はどうする?
2017/04/24
category: ホームページ制作
今回は、
ホームページを修正・更新して、どれくらいで
「それが良いか悪いか判断すればいいか」
について、お話させていただきます。
◆修正・更新の良し悪し
ホームページの修正・更新は、
行う箇所によって目的が違ってきますよね。
修正・更新を行うことで、
「何を」「どうしたいのか」という目的を、
達成できているかどうかが、良し悪しの判断になります。
できていれば良い、
できていなければ悪い、
という結果になるということですね。
◆見るべき指標は?
●例えばわかりやすいところでは、
「お問い合わせ」などのアクションに直結する修正が、
うまくいってるかどうかを見る場合です。
アクションが増えているかどうかは、
GoogleAnalyticsなどの数字の指標だけでなく、
実際に普段の業務内でも実感できるので、
うまくいっているかどうかがわかりやすいですよね。
○例:「お問い合わせ」ボタンの変更の指標
「お問い合わせ」ボタンの色を変えた、大きくした、
記載している文言を変えた、といった修正をした場合です。
・「お問い合わせ」ページ(フォーム)への遷移率、遷移数
→どれくらいそのボタンをクリックして、
「お問い合わせ」ページにアクセスしてもらえたか。
・お問い合わせ件数、CVR(コンバージョン率)
→変えた結果、実際にお問い合わせが増えたか、お問い合わせの率が上がったか。
○例:お問い合わせなどのフォームのページの改善(項目を減らすなど)
フォームを入力してもらいやすくするために、
記入項目を減らしたり、他のページへのリンクを削除した場合などです。
・フォームページからサンクスページへの遷移率、遷移数
→フォームまでアクセスしてくれた人が、
どれくらいサンクスページまで進んでくれたか。
●また、アクションに直結しない修正の場合は、
反応が普段の業務内には現れにくいので、
実感しにくいかもしれません。
その場合は、数字をしっかり集計して、
把握していくことがより重要です。
○例:ナビゲーション、メニューボタンの変更
読んでもらいたいページへのリンクを、
ナビゲーションの前方に持ってきたり、メニューボタンを目立たせるなどした場合です。
・ユーザーに読んでもらいたいページへの遷移率、遷移数
→狙い通りにユーザーがアクセスしてくれているかどうか。
○例:ページコンテンツの追加、改善
ページの文章・画像を充実させたり、
わかりやすい表現にするなどした場合です。
・そのページの滞在時間、離脱率
→より長く読んでくれているか、他のサイトへ移動してしまったりしていないか。
◆どのくらいの期間で判断すべき?
サイトの状況や、集客の状況によって変わってくるので、
一概に「この期間で判断」と決まっているわけではありませんが、
目安としては、大体
「500セッション(もしくはユニークユーザー)」
を集められる期間としてみましょう。
お問い合わせなどの「アクション」のCVRをちゃんと把握していれば、
セッション数から計算して、最速
「5~10件」
のアクションが発生する期間としてもいいと思います。
計算の話になりますが、以下参考にしてみてください。
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お問い合わせのCVRが【1%】という状況であれば、
【500セッション(もしくはユニークユーザー)】で、
【5件】のお問い合わせが発生します。
1日あたり【100セッション】発生していれば、
【5日間】で、指標として見られる5件程度のアクションは
獲得できるということになります。
修正をしてみて、
次の日から【5日間】の数字を集計して、
修正をする日の【前の5日間の数字と比較】してみましょう。
良くなっていたら継続、
悪くなっていたら元に戻したり、
他の変更を検討する、という具合です。
※ただ、曜日や月の上旬なのか下旬なのかでも違ったり、
季節要因ということも考えられるので、
実際はすぐに変えずに、様子を見る場合もあります。
大体5日間ごとにちゃんと集計をして、
【3期間(5日×3)】くらいで判断してもいいでしょう。
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◆やってみましょう!
1.ホームページのどこかを修正する際には
「何を」「どうしたいのか」という目的を明確にしましょう。
2.それができているかいないかを見る指標を決めましょう。
3.どのくらいの期間で良し悪しの判断をしていいか、
CVRやアクセス状況から決めておきましょう。
4.実際にその期間での変化を見て、良し悪しの判断をしていきましょう。
いい効果が出た場合には、さらに良くなるような工夫を凝らしたり、
他の箇所にも活かせないか考えていきましょう。
うまくいっていない場合には、他の手法をいろいろ試すというのを、
繰り返していくのが重要です。
このように良し悪しの判断を明確にできるようになると、
施策を試すのも楽しくなってきますので、
ぜひ取り組んでみてください。