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リスティング広告は顕在ユーザー向け
2013/11/26
category: 広告
リスティング広告は検索エンジンから見込み客=顕在顧客を誘導できる効果的なマーケティングツールですが、そもそも検索エンジンからは、どんな会社のどんな商品・サービスのお客様も誘導できるわけではありません。
ユーザーは興味を持ったキーワードを入力して検索するので、検索されなければ商品・サービスは見つけられません。非常にニッチな商品やサービス、新興産業の場合、どうしても検索される回数(検索数)が少なく、検索エンジンからの流入が見込みにくくなります。
今やすっかり定着した「スマートフォン」も、発売された当初は知る人も多くはなく、早く興味を持った一部の人の中でのみ流通していました。検索数も当然、非常に少ない状況でした。
新しく立ち上げたブランドやサービス、会社なども同様で、多くの人が知っていて検索に使われるキーワードでなければ、リスティング広告には向いていないということです。
この場合、リスティング広告よりも獲得効率は落ちてしまいますが、ユーザーの「ニーズを喚起する広告」で誘導することを検討する必要があります。いわゆるディスプレイ広告と呼ばれるようなものがここに入ってきますが、Yahoo!やGoogleは広告メニューとして以下のようなものも用意しています。
Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)
http://promotionalads.yahoo.co.jp/service/ydn/index.html
Google ディスプレイ ネットワーク(GDN)
http://www.google.co.jp/ads/displaynetwork/
これらディスプレイ広告はまだニーズが顕在化していない、潜在客に広告を見せて興味を持ってもらうことから始めることになりますので、ターゲットとなるユーザーの規模は大きくなりますが、獲得確度は低くなります。
しかし、どんなに獲得確度が高くても、検索される回数が少ないままでは獲得できる数も少なくなってしまいますので、リスティング広告だけに頼ってしまってはうまくいきません。
自社や自社のブランド、商品・サービスの特徴や状況を理解し、リスティング広告を出していくのがいいのか、上記のようなディスプレイ広告などを利用するのがいいのかなど考えていきましょう。
また、それぞれの手法で集められるユーザーは、求めている情報が違ってきますので、可能であればそれぞれの手法に合わせて、広告を出すキーワードや広告文、ランディングページなどを作り分けて、伝えるべき情報も変えていくのがベストですので、その点も検討していきましょう。