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PDCAは難しい?
2017/01/30
category: 広告
今回は、
ネット広告で成果を上げていくのに欠かせない
「PDCAサイクル」についてお話しさせていただきます。
◆「PDCAサイクル」とは
仕事の中で使われることも多いと思いますが、
業務を継続的に改善するための考え方で、
「PDCAサイクル」というのがあります。
これは、以下の4つのステップを、
順番に回していくことを言います。
・Plan(計画):計画を立てたり、仮説を立てたりすること。
・Do(実施・実行):計画に沿って実行すること。
・Check(点検・評価):実行した結果が、計画に沿っているかどうかを確認すること。
・Act(処置・改善):結果が計画に沿っていない部分を、処置したり改善したりすること。
3つ目の「Check」を、もっと結果から学ぶこととするため、
「Study」にして「PDSAサイクル」ということもあるそうです。
概念だけ聞くと難しく感じますが、要するに
「やったことからちゃんと学んで、次に活かそう」
ということです。
◆良かったか悪かったかを明確にするのが大事
Plan(計画)で
「何をどうするのか」「いくらお金を使うのか」
といったことを明確にします。
Check(点検・評価)で
「何がどうなったか」「使ったお金に対して効果はどうだったか」
を確認します。
このときに、やったことが良かったか悪かったかを判断しないと、
その広告に意味があったかどうかがわからない、
続けるべきかどうかがわからない、となっていまいます。
なので、数字で目標をしっかり決めて、
やった結果のデータをしっかりとって、
その数字データを比べてみます。
データがちゃんとあれば、そんなに難しくなさそうですよね。
◆やってみましょう!
具体的に、PDCAサイクルの考え方の例を以下に記載してみますので、
(ネット広告に限らず)自社のパターンに当てはめて考えてみてください。
1.Plan(計画)
予算●円、目標CV●件で、広告を出稿しよう!
2.Do(実施・実行)
この媒体に、この広告を出そう!
3.Check(点検・評価)
効果はどうだった?
4.Act(処置・改善)
・うまくいった!
→仮説通りだったのはどこ?
・うまくいかず…
→何が仮説とずれている?どうやって改善?
もう少し詳しくすると、以下のような感じです。
1.Plan(計画)
いろいろ調査して、自分がやろうとしている広告の
CPC(クリック単価)やCVR(コンバージョン率、成果率)
の一般的な数字を把握する。
そこから、
・1ヶ月間
・予算50,000円
・目標CV10件
以上を目標に、今回は「リスティング広告」を出稿。
2.Do(実施・実行)
・効果が高そうなキーワード
・ニーズに合いそうな広告文
以上を作成して、リスティング広告を出稿。
3.Check(点検・評価)
・Planで立てた目標と同じ項目の数字を集計して、
効果がどうだったのか確認。
4.Act(処置・改善)
Checkで確認した数字が、
・目標どおりだったら・・・
Planで考えたことがうまくいったと考えられます。
広告を続けることを検討。
・目標どおりいかなかったら・・・
なぜ目標どおりでなかったか、仮説と何がずれてしまったか、
データから読み取る。
そしてターゲティングの見直し、予算配分の変更、広告クリエイティブの改善
などの改善施策を練る。
改善することが決まったら「Plan」に戻って、
目標の数字を設定し直して、再スタート!
ネット広告は「データを正確に把握できる」という大きな特徴があるので、
具体的な数値の目標と、実際の結果データで得られれば、
何がどう良いのか、悪いのかが明確にわかります。
PDCAサイクルに沿った、理想的な運用が可能になるんですね。
「PDCAサイクル」というと、
難しそうでとっつきにくいと思われるかもしれませんが、
データさえしっかりとっていれば、考え方は上記のようにシンプルです。
ぜひ、PDCAサイクルをしっかりまわして、
ネット広告等の効果を上げていってください。